腰椎分離症とは

こんな症状でお困りではないですか?

 

✅立ちっぱなしでいると腰が痛くなる

✅腰を反らすと痛みが強くなる

✅若いころに腰を反らすスポーツをしていた

 

腰椎分離症は、腰椎に圧力がかかり骨折することによって生じます。脊椎(背骨)の一部である腰椎は、第1腰椎から第5腰椎までの5つの椎骨によって構成されています。この椎骨の前方部分を椎体、後方の部分を椎弓といいます。椎弓の一部は衝撃に弱く、ジャンプや腰をねじるなどの激しい運動の繰り返しでひびが入り、さらに圧力が加わることで疲労骨折を起こすことがあります。これが腰椎分離症です。傾斜がきつく圧力のかかりやすい第5腰椎によく起こります。

 

腰椎分離症は、骨が未発達である成長期の子どもが、スポーツの練習などで繰り返し腰に負担をかけることで発症する例が多くみられます。また、スポーツ選手の約30%が腰椎分離症であるともいわれています。

症状は、腰、おしり、太ももの痛みやしびれで、腰を反らしたときに痛みが増すことも特徴の一つです。

安静時には痛みがないこともあるため、発症に気付かないケースも少なくありません。2週間以上痛みが続く場合は、腰椎分離症である可能性が高いです。

また、発症したことに気付かずそのままにしていて、高齢になってから痛みが出始めるケースもあります。分離した部分の神経が圧迫されると、坐骨神経痛によって腰から下肢にかけて痛みとしびれが生じる。腰椎分離すべり症に進行すると、慢性的な腰痛や下肢のしびれなどが発生することが多くなります。

腰椎分離症の原因

骨が未発達な成長期において、野球、サッカー、バレーボール、バスケットボール、ラグビー、柔道など、身体の前後屈や腰のひねり、ジャンプからの着地といった動作を繰り返すスポーツの過度な練習が原因となるケースが多く、10~15歳の男児に多く発症すると言われています。

練習しすぎると必ず発症するわけではなく、体質的な要因も影響すると考えられている。まれに、先天的な原因で発症する場合もあります。

 

腰椎分離症は、基本的には分離した部分を安静にして骨が正しい位置でくっつくのを待ちます。その後、低下した柔軟性や筋力を戻すために電気療法やほぐし、鍼灸治療やストレッチを行い、再発を防ぎます。

腰椎分離症でお困りの方は一度鍼灸治療を検討してみてはいかがでしょうか?