腰椎すべり症とは
こんな症状でお困りではないですか?
✅腰痛と合わせておしりの痛みやダルさがある
✅前かがみより後ろに反らす動作が辛い
✅足に脱力感がある
✅長時間歩くと腰や足がしんどい
✅尿が出づらいなど排尿トラブルがある
椎体と椎体がずれることで、変性して突出した椎間板、及びずれた椎体の後方の骨縁などにて馬尾神経、神経根などが圧迫される状態をすべり症といいます。
通常、腰椎にて発生することがほとんどなので、腰椎すべり症と呼ばれます。
腰椎が前後にずれて不安定になることによって、腰痛、下肢痛、下肢のしびれ、歩行困難などを生じます。すべり症による腰椎の不安定性により、不自然な腰部の姿勢、特に前屈位(洗顔、洗髪、掃除機をかけるなどの前かがみの姿勢)にて腰痛が悪化する場合にはすべり症が発症している可能性があります。
腰椎すべり症の原因
〇腰椎変性すべり症
加齢などによる椎間板の変性、椎間関節部周囲の靭帯、筋肉のゆるみなどにて椎体及び椎間関節部にずれが生じて、上下の椎骨がずれている状態を変性すべり症といいます。閉経後の女性に多い傾向があります。
〇腰椎分離すべり症
先天的な関節突起部の骨癒合が不完全である場合や、思春期の骨成長における過度な運動の継続による椎間関節部への動的ストレスによる間接突起間部の疲労骨折の治癒が不完全であった場合など、関節突起間部の骨連続性が絶たれている状態を腰椎分離症といいます。加えて、椎間板や椎間関節部周囲の靭帯、筋肉が緩んでくることですべり症が発症している状態を分離すべり症といいます。
鍼灸治療では、腰椎すべり症を起こしている腰椎周囲の筋肉に鍼治療を行うことで患部の筋の緊張を緩め、後ろを通る神経の圧迫を減らして神経や血液の流れを改善させていきます。
腰椎すべり症でお困りの方は一度鍼灸治療を検討してみてはいかがでしょうか?